会社教育の歴史について

今まで、お話した通り教育とは素晴らしい効果があるものです。
では、会社教育とはいつの時代からでしょうか?

今日は、教育の歴史について述べていきます。

教育の視点でいうとなぜ、会社は教育をするのでしょうか?
未来投資で将来が見えにくいものに投資するのはかなりのリスクがあります。
また以前述べた、離職率の点です。この点では、投資するのはしない方がいいかという結論になります。

その中で、教育をする理由は、人がすべて作り(創り)出し、会社を支えています。人が価値をお伝えして、
利益という形で返ってきます。人にかかる管理費が一番高いという
企業や教育をしない会社はここができていないからこそ伸びてないのではないでしょうか?

教育の歴史を紐解くと、会社教育が流行りだしたのも最近です。教育はあまりなされなかったのです。
祖父母世代聞くと見て学べ!という教えだったかと思います。
以前も述べていますが今は見て学べでは通じません。現代の若い子は、見て学ぶほど熱心になれません。
そこに価値を見出していないのも一つかなと思います。

教育をしようとなったのは1970年代だそうです。
その前は、まずは会社の考え方も異なっていたかもしれません。今ほど会社はないはずです。
まず、1960年代は、『量から質へ』移行していきました。ものを売れば売れる時代です。
なのでそんなに教育は必要ではなかったのは理解できるでしょう。
この時代はいわゆる高度成長経済期です。

いけいけどんどんというような時代で、今の主流となるものが出来上がった時代かと思います。
義務教育化するときがこの時代です。
学校もしっかりとした教育が出来てきて、大学の進学率も増えていった頃、中卒や高卒があふれそこで企業内研修が始まっていきました。
おそらくマナー研修などが多かっただろうと思います。

70年代からは男女雇用機会均等法などもでき、たくさんの新卒内定者が出てきました。
教育もそれに応じてやっていきました。

このようなざっとした歴史ですが、もっと昔から教育はなされていたと思っていましたが、まだまだ歴史は浅いように思います。
また、人が会社の看板を背負っているという考えも最近出てきたのではないでしょうか。
マナー研修といわれる教育ではなく付加価値を生む教育に絞って考えていきます。